警備員ブルース|人生の波止場から響くもの

警備員になろうと思ったら、まず読んでください。 現場で出会った人間たち。実体験者が本音で語る警備員のリアル。

警備員物語100

【警備員物語50】俺は警備員を辞める。そのために、今日から始める。警備員をはやく辞めたい人へ|限界を感じたときに考える次の仕事と再起の道

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このブログも50話まで来た。

100話を目指しているので折り返し地点だ。

ずいぶん書いた。

警備員になった人。

辞めていった人。

変な隊長。すごい隊長。

職人。

通行人。

老人。

子供。

猫。

公園。

空。

暑さ。

寒さ。

そして、警備員として道路に立っている自分。

書けば書くほど、警備という仕事について考えるようになった。

社会には必要な仕事だと思う。

誰かが立たなければならない場所がある。

安全を守るという意味も、以前よりずっとわかるようになった。

それでも言う。

俺は、警備員を辞めたい。

できれば早く辞めたい。

これは警備員という仕事を馬鹿にしているのではない。

むしろ長くやったからこそ、その意味も、きつさも知っている。

だからこそ思うのだ。

ここを、俺の人生の終着点にはしたくない。

警備員を辞めたい――その気持ちをごまかさな朝、起きる。

身体が重い。

制服を着る。

電車に乗る。

現場へ向かう。

立つ。

車を見る。

人を見る。

休憩する。

また立つ。

仕事が終わる。

電車に乗る。

家へ帰る。

疲れて横になる。

そして次の日。

また同じことを繰り返す。

もちろん、仕事とはそういうものかもしれない。

だが私は、ときどき猛烈に思う。

「このまま一年、二年、三年と過ぎていくのか?」

それが怖い。

警備が嫌だからだけではない。

自分の中に、まだやりたいことが残っているからだ。

書きたい。

企画したい。

自分の経験を何かに変えたい。

もう一度、自分の頭で仕事をつくりたい。

その気持ちがまだ残っている。

だったら、なかったことにはできない。

「もう年だから」で自分の人生を片づけるな

私はもう若くない。

若いころなら、仕事を辞めても、

「次を探せばいい」

と言えた。

今は違う。

求人を見れば年齢が頭をよぎる。

体力も落ちた。

疲れも抜けにくい。

だから、

「もうこの年なんだから、警備でもやっていればいいじゃないか」

という声が、自分の中から聞こえてくることがある。

だが待て。

「でも」って何だ。

警備は立派な仕事だ。

だからこそ、「仕方なく警備でも」という働き方を続けるのも違うと思う。

警備をやりたい人は、やればいい。

この仕事に使命感を持っている人もいる。

交通誘導の名人だっている。

施設警備に誇りを持つ人もいる。

それでいい。

でも、自分が違う場所へ行きたいと思っているなら、その気持ちまで年齢で押し殺す必要はない。

65歳になったから人生が確定するわけではない。

だったら、もう一度やってみろ。

これは読者に言っているのではない。

まず、私自身に言っている。

警備員を辞めるなら「逃げる」のではなく「移る」へ

とはいえ、

「よし! 今日辞める!」

という話ではない。

生活がある。

家賃がある。

飯を食わなければならない。

金がなければ生きていけない。

ここは現実である。

だから私がやるべきなのは、

警備から逃げることではなく、警備から次の仕事へ移ること。

これだと思う。

今の収入を確保する。

その間に次を探す。

応募する。

書く。

勉強する。

小さくても別の収入をつくる。

そして、次の足場ができたら警備の比重を落としていく。

一日減らす。

二日減らす。

最後に制服を脱ぐ。

そういう辞め方だってある。

辞めるとは、ゼロになることではない。

次へ移動することなのだ。

警備員から転職するなら「何が嫌なのか」をはっきりさせる

ここは自分にも言い聞かせたい。

ただ、

「警備が嫌だ!」

では次へ行っても同じことになる。

何が嫌なのか。

遠すぎる現場なのか。

長時間の立ち仕事なのか。

暑さ寒さなのか。

不安定な勤務なのか。

収入なのか。

人間関係なのか。

それとも、

「この仕事を続けても、自分の未来につながっている感じがしない」

ことなのか。

ここを自分でわかっていないと、次の求人でも給料だけ見て飛びついてしまう。

私はもう、それを繰り返したくない。

次に選ぶ仕事は、

「採用してくれる仕事」だけではなく、「これからの自分につながる仕事」

にしたい。

警備員からの転職で、過去の経験を捨てる必要はない

長く警備をしていると、妙な思い込みが生まれることがある。

「もう俺には警備しかない」

そんなことはない。

私自身、それ以前にいろいろな仕事をしてきた。

そして警備をしたことで、新しく身についたものもある。

時間を守る。

現場の状況を見る。

知らない人に声をかける。

危険を察知する。

相手の様子を見て言葉を変える。

初めての現場でも、その場のルールを読む。

トラブルがあっても、とりあえず仕事を終わらせる。

これは全部、能力だ。

警備を辞めた瞬間に消えるわけではない。

むしろ、

これまでの仕事+警備で得た経験

を次で使えばいい。

人生は、転職するたびにゼロへ戻るゲームではない。

経験を持ったまま、次へ行ける。

そして俺には、昔やっていたことがある

私は若いころ、マーケティングを学んだ。

広告の仕事をした。

企画を考えた。

どうすれば商品が売れるのか。

どうすれば人に伝わるのか。

そんなことを毎日のように考えていた。

ずいぶん昔の話である。

でも最近、AIを使いながら文章を書いていると、そのころの頭が少しずつ戻ってくる。

「誰に向けて書く?」

「何を伝える?」

「タイトルは?」

「読んだ人は、そのあとどうする?」

忘れていた回路が、また動き始めた。

だったら、これを使わない手はない。

警備で身体を使う。

家へ帰ったら、今度は頭を使う。

文章を書く。

AIを使う。

マーケティングをもう一度勉強する。

昔の経験と今の技術をつなげる。

体力だけで稼ぐ割合を減らし、経験と知力で稼ぐ割合を増やす。

これが、今の私の作戦だ。

警備員を辞めたいなら、求人を見るだけでもいい

もちろん、全員が文章を書いたり、自分で仕事を作ったりする必要はない。

警備を辞めて転職したいなら、まず求人を見る。

それでいいと思う。

施設管理。

マンション管理。

公共施設。

軽作業。

清掃。

送迎。

倉庫。

事務補助。

接客。

それ以外にも探せば仕事はある。

大切なのは、

「俺には警備しかない」と、自分で可能性を閉じないことだ。

求人を一件見る。

気になる仕事を保存する。

履歴書を直す。

一社応募する。

面接へ行く。

全部、小さな行動だ。

だが、

人生が変わるときというのは、案外こんな小さな行動から始まる。

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疲れているからこそ「一日一手」でいい

ここが一番難しい。

警備員を辞めたい。

次へ行きたい。

そう思っているのに、仕事から帰ると疲れている。

何もしたくない。

私もそうだ。

「今日はブログを書くぞ」

と思って帰ってきても、寝てしまう。

休日も疲れて一日終わる。

だから、壮大な計画を立てても続かない。

だったら、

一日一手でいい。

求人を一件見る。

一行書く。

履歴書を一か所直す。

AIに一つ相談する。

本を二ページ読む。

一社だけ調べる。

それでいい。

ゼロと一では違う。

一を365回やったら、365になる。

若いころのように一晩で人生をひっくり返そうとしなくていい。

年を取った人間には、年を取った人間の戦い方がある。

倒れない。

焦らない。

しかし、止まらない。

警備員を辞めたい人へ――まだ終わってないぞ

もし、この文章を読んでいるあなたも、

「警備員を辞めたい」

と思っているなら。

私は偉そうに、

「大丈夫ですよ」

などとは言えない。

私自身がまだ警備員だからだ。

私も、そこから出ようとしている途中だ。

だから一緒に考えよう。

辞めたいなら、次を探そう。

体力がきついなら、体力だけに頼らない仕事を探そう。

昔やっていた仕事があるなら、掘り起こそう。

得意だったことを思い出そう。

新しい技術が使えるなら使おう。

AIだって使えばいい。

求人サイトだって使えばいい。

人に頼ったっていい。

そして、一歩だけ動こう。

俺たちは、まだ終わっていない。

警備員をやった。

それも人生だ。

暑い道路に立った。

寒い朝も働いた。

怒られた。

疲れた。

それでも仕事へ行った。

だったら、その経験を持ったまま次へ行けばいい。

第50話まで来た――ここから「脱出編」を始める

50話まで書いた。

だから、この回を一つの区切りにしたい。

これまで私は、警備員として出会った人間や、現場で見たものを書いてきた。

これからは、それに加えて、

「警備員から、どうやって次へ行くか」

も書いていきたい。

成功するかどうかは、まだわからない。

転職できるかもしれない。

文章で稼げるようになるかもしれない。

思いどおりにいかず、また現場で誘導棒を振っているかもしれない。

それでもいい。

やってみなければ、何も始まらない。

だから宣言する。

俺は警備員を辞める。

ただ逃げ出すのではない。

次の仕事をつくってから出る。

今までの経験を持って出る。

そして、警備員だった時間さえ材料にして出ていく。

明日も警備の現場かもしれない。

それでも今日、一行書いた。

求人を一件見た。

何か一つ動いた。

それでいい。

警備員を辞めたい。

その言葉を、愚痴で終わらせるな。

次へ行くための号砲にしろ。

第50話。

ここから、もう一度始める。

どうだ、コノヤロ!

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広告系プランナー、フリープランナーを経て店舗経営に挑戦するも失敗。
その後、地方ホテル支配人、配送ドライバー、飲食、施設警備、交通誘導など、さまざまな現場仕事を経験。
現在は警備の現場に立ちながら、警備員や現場仕事を人生の再起の入口として発信しています。
成功談だけではなく、落ちた側・働く側のリアルを知る者として、
再起を応援する「再起プランナー」として発信中。

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