警備員ブルース|人生の波止場から響くもの

警備員になろうかな、と思ったらまず読んでください。 実体験者が現場で出会った人間たちを、本音で語る警備員の実情。

警備員物語100

警備員は大変なのに続けてしまう理由|辞めたいのに辞めない不思議

投稿日:2026年3月29日 更新日:

警備員の仕事は、正直に言えば楽ではありません。

夏は暑く、冬は寒い。
立ちっぱなしの日もあれば、神経を使いっぱなしで終わる現場もあります。
それでも、不思議とこの仕事を続けてしまう人がいます。
辞めたいと思う日があるのに、また次の現場に向かってしまう。

この記事では、警備員の仕事の大変さと、それでもなぜか続けてしまう理由を、
現場感のある言葉で掘り下げます。

これから警備員の仕事を考えている人にも、少しヒントになるはずです。

警備員は大変なのに、なぜか続けてしまう不思議がある

警備員の仕事は、正直に言って楽ではない。
夏は暑く、冬は寒い。
立ちっぱなしの日もあれば、現場によっては気を張りつめたまま一日が終わる。
通行人に頭を下げ、車に神経を配り、職人さんたちの動きを見ながら、
事故が起きないように目を光らせる。
地味だし、派手な拍手もない。

それでも、この仕事をなぜか続けてしまう人がいる。
辞めようかなと思いながら、また次の現場に向かっている。
私自身も、その不思議の中にいるひとりだ。

警備員の仕事には、たしかに大変さがある。
だがそれだけでは終わらない、妙な引力のようなものがあるのである。

警備員の仕事が大変な理由とは何か

警備員の仕事が大変だと言われる理由は、いくつもある。
まず、体力を使う。長時間立つことも多いし、
現場によっては休憩場所が十分でないこともある。
雨の日も風の日も、外で働くことになる。

さらに、ただ立っているように見えて、実際はかなり神経を使う。
車両の出入り、歩行者への声かけ、工事車両の誘導、周囲の安全確認。
ひとつ判断を間違えれば、事故やトラブルにつながる。
だから、ぼんやりしていては務まらない。

加えて、現場ごとに雰囲気が違う。
職人さんが気さくだったり、逆にピリピリしていたり、通行人の反応もさまざまだ。
人間関係に疲れる日もある。
つまり警備員は、肉体労働であり、神経労働であり、接客業でもあるのだ。

警備員を辞めたいと思う日があるのは当たり前

警備の仕事をしていれば、「もう辞めたいな」と思う日はある。
朝早く起きて、遠い現場に向かい、天気が悪ければそれだけで気分が重い。
思ったより長引く工事、気難しい現場責任者、妙に疲れる一日。
そんな日が続けば、誰だって心が折れそうになる。

とくに中高年やシニア世代にとっては、身体の疲れが翌日に残ることも増えてくる。
若い頃のようにはいかない。
それなのに、なぜかまた制服を着てしまう。
そこが、この仕事の妙なところである。

「終わったら終わり」
警備員の仕事を続けてしまう理由は区切りのよさにある

警備員の仕事には、独特の区切りのよさがある。
もちろん現場では責任がある。
だが一方で、仕事が終わればそこで一区切りつく。
持ち帰る仕事が少ない。
営業ノルマに追われることも、会議資料を夜中まで作ることもない。

現場が終われば、ひとまず終わり。
この切り替えのしやすさは、思っている以上に大きい。

前職で人間関係や数字のプレッシャーに疲れた人ほど、この感じが身にしみる。
大変ではある。だが、変に引きずらない。
この「終わったら終わり」の感覚が、警備員の仕事を続けさせる理由のひとつだと思う。

警備員の仕事には人との小さなつながりがある

警備員の仕事は孤独そうに見えるが、実は小さな人間味がある。
毎日会う職人さんと何気ない会話をしたり、通行人に「ご苦労さま」と言われたり、
近所の人に顔を覚えられたりする。

ほんの一言なのだが、それが案外うれしい。
誰にも期待されないようでいて、ちゃんと現場の一部になっている。
必要とされている感覚が、少しだけある。

警備員の仕事は、スポットライトの当たる仕事ではない。
だが、安全を守る側に立つことで、自分の立ち位置がはっきりする。
その実感が、じわじわと心に残るのである。

警備員は中高年・シニアでも働きやすい仕事のひとつ

警備員の仕事が続けられる理由として、年齢を重ねても働きやすいことも大きい。
もちろん楽な仕事ではないが、未経験から入りやすく、資格がなくても始められる求人が多い。
研修制度があり、比較的スタートしやすい。

実際、警備の現場にはさまざまな前職の人がいる。
営業、運送、工場、飲食、接客、事務、そしてまったく別の世界から流れ着いた人もいる。
人生の途中からでも入れる間口の広さが、この仕事にはある。

だからこそ、「もう一度働き方を立て直したい」という人には、意外と現実的な選択肢になる。

警備員の仕事には妙な達成感がある

一日何も起こらず終わる。
それが警備員にとっては、いちばんいい仕事だったりする。

事故なく、ケガなく、トラブルなく、一日を終える。
派手ではない。
だが、それは立派な成果だ。

現場が終わったときの、あの静かな達成感。
「ああ、今日も無事に終わったな」
その感覚は、ほかの仕事ではなかなか味わえない種類のものだと思う。

警備員の仕事には、大成功も大失敗も目立たない日が多い。
だが、だからこそ一日一日をしぶとく積み重ねる実感がある。
それが、なぜか続けてしまう理由なのかもしれない。

警備員の仕事が向いている人の特徴

警備員の仕事に向いているのは、派手さよりも堅実さを大事にできる人だと思う。
コツコツ続けられる人。人の流れや空気を読むのが苦ではない人。
そして何より、人生を少し立て直したいと思っている人には向いている。

最初から天職だと思える人は少ないかもしれない。
だが、やってみると「これはこれで悪くない」と思えてくる。
その感覚がある仕事は、そう多くない。

警備員の求人を探しているなら今が動きどき

警備員の仕事は大変だ。
だが、不思議と続けてしまう理由がある。
区切りのよさがあり、人との小さなつながりがあり、年齢を重ねても働ける余地がある。
そして、何より一日を無事に終えたときの実感がある。

いま仕事を探している人、
今の働き方に少し疲れている人、
もう一度、現実的に立て直したい人には、警備員の仕事は思った以上に悪くない選択肢かもしれない。

未経験OKの求人や、中高年歓迎、日払い対応、交通誘導中心の案件など、警備の仕事にもいろいろある。
自分に合う現場を見つければ、意外と長く続けられる世界でもある。

-警備員物語100

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前回、『コンビニのトイレが警備員を救う』という記事を書いた。 書きながら気づいたことがある。 警備員にとってトイレは、単なるトイレではない。 命を守る場所なのである。 「トイレの話ばかりで何を書いてい …

再起プランナー。現在、現役警備員として働きながら、自らの再起を模索中!

元広告代理店勤め、フリーランスプランナーへ。店舗経営(DJバー)を経て、事業に失敗。

その後、地方ホテル支配人、配送、飲食、施設警備、交通誘導など、さまざまな現場仕事を経験する。

現在は交通誘導警備の現場に立ちながら、仕事の厳しさ、人間模様、収入、失敗談、そして現場で見つけた小さな希望を「警備員ブルース」に記録しています。

人生は、思いどおりにいかなくなってからも、続く。

失業した人、仕事に行くのがつらい人、60代からの働き方に迷っている人へ。成功者の上から目線では全くなく、現場で働く一人として、警備員という仕事の現実と、人生をもう一度立て直すためのヒントを届けます。

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