警備員ブルース|人生の波止場から響くもの

警備員になろうかな、と思ったらまず読んでください。 実体験者が現場で出会った人間たちを、本音で語る警備員の実情。

警備員物語100

もう警備員を辞めたい人へ|それでも食っていくための求人の探し方

投稿日:2026年3月30日 更新日:

「もう警備員なんて辞めたい」

そう思う日は、正直ある。

朝が早い。夏は暑い。冬は寒い。
現場によっては、やたら気を使う。
休憩は読めない。人間関係もしんどい。
しかも、同じ警備の仕事なのに、現場によって当たり外れが大きすぎる。
こちらは真面目に立っているだけなのに、妙にキツい職長に当たる日もある。
逆に、驚くほどやりやすい現場もある。
警備の仕事を長くやっていると、つくづく思う。

「警備員がつらい」のではなく、“どの会社で、どの現場に入るか”でだいぶ違うのだと。

だから、辞めたくなったときに考えたいのは、

「警備を完全に辞めるか」だけではない。

今よりマシな現場、今よりマシな会社に移るという選択肢もある。

この記事では、警備員を辞めたいと思っている人に向けて、
今より少しでも働きやすい求人の見つけ方を、現場目線でまとめてみたい。

警備員を辞めたい理由は、仕事そのものより“現場ガチャ”のことが多い

警備員の仕事がしんどい理由は、単純に「立ち仕事だから」だけではない。
むしろ大きいのは、現場ごとの差である。
たとえば、こんな違いがある。

同じ交通誘導でも現場によって負担は違う

道路工事の交通誘導といっても、中身はバラバラだ。
車通りが激しくて神経を削る現場もあれば、比較的落ち着いて回せる場所もある。
職人さんが穏やかでやりやすい現場もあれば、空気が刺々しいところもある。

つまり、
「警備の仕事が向いていない」と決めつける前に、

“今の現場が合っていないだけではないか”
と考えてみる価値はある。

会社によって配置の考え方も違う

警備会社によっては、無理な配置を平気で組むところもある。
逆に、年齢や体力、通勤距離を考えてくれる会社もある。
ここが大きい。

同じ警備業界でも、
• シフト相談がしやすい会社
• 日払い・週払いに強い会社
• イベント警備が多い会社
• 施設警備に強い会社
• シニア採用に積極的な会社

と、かなり違いがある。
今の職場で消耗しているなら、まず疑うべきは自分の根性不足ではなく、職場との相性である。

警備員を辞めたいとき、いきなり退職する前にやるべきこと

辞めたい気持ちが高まると、勢いで退職届を出したくなる。
だが、生活がかかっている以上、それは少し危ない。

まずは「何がつらいのか」を言葉にする

辞めたい理由を、ざっくりでいいので整理してみる。

• 給料が安い
• 通勤が遠い
• 夜勤がつらい
• 人間関係がしんどい
• 雨の日の現場が多い
• 休みが取りづらい
• 今の隊長や職長と合わない
• 交通誘導より施設警備に行きたい

この整理をしておくと、次の求人選びがぐっとラクになる。

なんとなく「辞めたい」だと、また似たような会社に入ってしまう。
それでは、また同じことの繰り返しだ。

“警備を辞める”と“会社を変える”を分けて考える

これも大事だ。

本当に辞めたいのは、警備そのものなのか。
それとも、今の会社なのか。
あるいは、今の現場なのか。

この3つを混同すると、判断を間違える。

警備自体は向いているのに、ひどい会社に当たって嫌になっている人もいる。
逆に、交通誘導はしんどいが、施設警備なら続けられる人もいる。

だから、答えはひとつではない。

今よりマシな警備求人を見つけるコツ

では、どうやって“マシな求人”に出会うのか。
ここは運だけではなく、見方のコツがある。

求人票は「給料」だけで選ばない

高日給の求人は目を引く。
だが、日給が高い求人には、それなりの理由があることも多い。

• 人が定着しにくい
• 現場がきつい
• 夜勤や遠方が多い
• 経験者前提
• 拘束時間が長い

もちろん高日給が悪いわけではない。
ただ、日給の数字だけで飛びつかないことだ。
見るべきなのは、

• 勤務地の範囲
• シフトの自由度
• 交通費支給
• 資格手当
• 研修後の流れ
• 直行直帰の可否
• 週何日から働けるか
• 年齢層や未経験歓迎の表記

こういう部分である。
地味だが、働きやすさはむしろこちらに出る。

「施設警備」「駐車場警備」「イベント警備」も視野に入れる

いま交通誘導で疲れている人は、同じ警備でも職種をずらすのも手だ。
たとえば、

• 施設警備は比較的身体負担が安定しやすい
• 駐車場警備は接客寄りで気楽な現場もある
• イベント警備は波はあるが雰囲気が違う

もちろん、どれにも向き不向きはある。
だが、今の延長線だけで考えず、警備の中での配置転換を意識すると道が見えることがある。

求人サイトは1社だけ見ない

ここは意外に重要だ。
警備求人は、会社の公式サイトだけではわからない。
求人サイトによって掲載の仕方も違うし、同じ会社でも条件の見せ方が違うことがある。

だから、

複数の求人サイトで比較する。

これだけで見える景色が変わる。

• 日払い・週払いに強い求人
• シニア歓迎の求人
• 未経験OKの求人
• 寮付きの求人
• 交通誘導メインの求人
• 施設警備寄りの求人

こうした条件で見比べると、自分に合う会社が見つかりやすい。

警備員の転職で失敗しないためのチェックポイント

新しい会社に移るなら、できるだけ失敗は減らしたい。

面接で遠慮せず確認したいこと

面接では、こちらも見られているが、こちらも会社を見ていい。
確認したいのは、たとえば次のようなことだ。

• 主な現場はどの地域か
• 交通誘導と施設警備の割合
• シフト希望は通りやすいか
• 週何日勤務が多いか
• 早上がり時の給与扱い
• 雨天中止時の対応
• 年齢の高い隊員はどんな働き方をしているか

これを聞いて嫌な顔をする会社は、入ってからもしんどい可能性が高い。
逆に、丁寧に説明してくれる会社は、比較的安心感がある。

“今より少しマシ”を狙うのが現実的

転職というと、完璧な職場を探したくなる。
だが現実には、どこに行っても多少の大変さはある。
だから狙うべきは、

天国のような職場ではなく、今より少しマシな職場だ。

• 通勤が30分短くなる
• 週3勤務にできる
• 人間関係が穏やか
• 夜勤が減る
• 日払いに対応している
• 年齢に理解がある

これだけでも、ずいぶん違う。
人生は、ときどきこの「少しマシ」が命綱になる。

警備員を辞めたい人こそ、求人サイトで選び直したほうがいい

警備員の仕事は、辞めたくなる日がある。
それは珍しいことではない。
むしろ、真面目にやっている人ほど、疲れて「もう無理かも」と思うことがある。
だが、その気持ちのまま全部を投げる前に、

求人を見直して、会社と現場を選び直すという方法がある。

警備は、入る会社と現場でかなり変わる。
今のつらさが、警備そのものの限界ではなく、
ただ“今の職場が合っていないだけ”ということも多い。
もしあなたが今、

「辞めたい。でも生活もある」
「できれば少しでもマシな働き方をしたい」

そう思っているなら、まずは警備求人を見比べてみてほしい。
無理に我慢し続けるより、
自分に合う現場を探したほうが早いこともある。

まずは警備求人を比較して、自分に合う現場を探してみよう

警備の仕事を続けるにしても、辞めるにしても、
次の一歩は情報を持つことから始まる。
今は、シニア歓迎、未経験歓迎、日払い対応、週2日OKなど、
条件を絞って探せる警備求人サイトがいくつもある。
今の会社だけがすべてではない。

「もう辞めたい」と思ったときほど、
感情だけで動かず、求人を比べてみる。
それだけで、少し気持ちが変わることがある。

今よりマシな現場は、探せばある。

まずは警備員向けの求人サイトで、条件のいい案件をチェックしてみてほしい。
あなたに合う職場が見つかれば、毎日のしんどさも、少しは軽くなるかもしれない。


-警備員物語100

執筆者:

関連記事

一時間で工事終了、まさかの早上がり|警備員の仕事でたまにある「うれしい誤算」

警備員の仕事をしていると、長い一日を覚悟して現場に立つことが多い。朝は早いし、天気にも左右される。夏は暑く、冬は寒い。立ちっぱなしで、時間がなかなか進まない日もある。 ところが、そんな警備員の仕事の中 …

警備員の休憩時間の過ごし方|現場で疲れをためない工夫と求人の見直し方

警備員の仕事は、立っている時間が長いわりに、「休める時にどう休むか」がとても大事な仕事でもあります。外から見ると、ただ立っているだけに見えるかもしれません。だが実際には、気を張る時間が長く、車や人の流 …

no image

警備という人生の波止場に置き忘れてきたもの

今日は建築現場の警備だった。 昼休みだったか、待機中だったか、若い現場監督から声をかけられた。 「ハンカクサイゾウさん、あなた広告代理店にいたんですか?」 どこで聞いたのかと思ったら、同僚のMさんから …

no image

昼休みの居眠りが教えてくれたこと

──18年前と同じ景色。でも、同じ人生では終わらせない。 昼休みの居眠りが教えてくれたこと ──18年前と同じ景色。でも、同じ人生では終わらせない。 建築現場の昼休み。 詰所の椅子に腰を下ろし、そのま …

警備員の現場で感じる怒りと辞めたい気持ち──底辺労働のリアル

警備員の仕事は誰にも感謝されない? 今週も警備の現場が終わった。朝から晩まで交通整理に追われ、誰からも「お疲れさま」と言われることはない。存在はまるで空気のように扱われ、むしろ空気の方がまだ重要だと感 …

個人事業企画・再起プランナー。
現在、現役警備員として働きながら、自らの再起を模索中!

元広告代理店勤め、フリーランスプランナーへ。店舗経営(DJバー)を経て、事業に失敗。

その後、地方ホテル支配人、配送、飲食、施設警備、交通誘導など、さまざまな現場仕事を経験する。

現在は交通誘導警備の現場に立ちながら、仕事の厳しさ、人間模様、収入、失敗談、そして現場で見つけた小さな希望を「警備員ブルース」に記録しています。

人生は、思いどおりにいかなくなってからも、続く。

失業した人、仕事に行くのがつらい人、60代からの働き方に迷っている人へ。成功者の上から目線では全くなく、現場で働く一人として、警備員という仕事の現実と、人生をもう一度立て直すためのヒントを届けます。

失敗しても、人生はそこで終わらない。
現場仕事を「人生の再起の入口」に変える、再起プランナーとして発信しています。

最新の投稿

カテゴリー

カテゴリー

<PR>


<PR>