警備員ブルース日誌

60代で警備員になった私の現実|仕事がなくて選んだ先に見えたもの

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「60代で警備員になるなんて思ってもみなかった。」

これが私の正直な気持ちだ。

若い頃は広告代理店で働き、企画を考え、イベントをつくり、店を開き、地方でロックフェスティバルまで企画した。人生はもっと違う方向へ進むものだと思っていた。

しかし、事業の失敗や仕事の減少が重なり、気づけば求人サイトで最後まで残っていた仕事が警備員だった。

プライドよりも生活だった。

そして私は60代で警備員になった。

60代で警備員になる人は意外に多い

実際に働いてみると驚いた。

周囲には60代、70代の警備員がたくさんいる。

元営業マン。
元自営業。
元運転手。
元公務員。
元会社経営者。

みんなそれぞれの人生を歩き、最後にこの仕事へたどり着いている。

警備員という仕事は、「最初から目指した職業」というより、「人生の途中で出会う仕事」であることが多い。

だから休憩時間になると、人生相談のような話になる。

「あんた、前は何やってた?」

その一言から、一冊の本になりそうな人生が始まる。

60代の警備員の仕事は決して楽ではない

「立っているだけでしょ?」

そう言われることがある。

しかし現実は違う。

炎天下の道路。

真冬の北風。

何時間も立ち続ける日もある。

工事現場では大型車が行き交い、一瞬の判断ミスが事故につながる。

体力だけではない。

集中力も必要だ。

年齢を重ねるほど、身体の変化とも向き合わなければならない。

膝が痛い。

腰が痛い。

夜勤の翌日は体が動かない。

それでも現場へ向かう。

生活のためだからだ。

60代で警備員になって学んだこと

私はこの仕事で、人を見るようになった。

急いでいる人。

疲れている人。

挨拶を返してくれる人。

無視して通り過ぎる人。

たった一本の誘導棒を持って立っているだけなのに、人間というものが見えてくる。

そして自分自身も見えてくる。

若い頃は肩書きを気にしていた。

企画マン。

経営者。

プロデューサー。

そんな肩書きがなくなったあと、自分には何が残るのか。

警備員という仕事は、その問いを毎日のように投げかけてくる。

60代からでも働けるという安心感

一方で、この仕事に救われたこともある。

年齢だけで門前払いされる求人が少なくない中、警備業界は60代でも未経験から挑戦できる。

研修制度があり、資格取得を支援する会社も多い。

仕事を続ければ収入も得られる。

「まだ社会とつながっている。」

そう感じられることは大きい。

60代になると、「必要とされる場所」があるだけで、人は少し元気になれる。

60代の警備員という人生の波止場

私は今でも思う。

警備員は人生の終着駅ではない。

むしろ波止場だ。

ここで少し休み、生活を立て直し、次の船に乗る準備をする場所。

私自身、この仕事をしながら文章を書き、ブログを更新し、自分の経験を発信している。

失敗も、挫折も、遠回りも、誰かにとっては役に立つかもしれない。

60代だから終わりではない。

60代だからこそ書ける物語がある。

まとめ|60代で警備員になった現実は厳しい。でも人生はまだ続く

「60代 警備員」と検索する人の多くは、不安を抱えているだろう。

本当に働けるのか。

体力はもつのか。

将来はあるのか。

私の答えはこうだ。

現実は決して甘くない。

暑さも寒さもある。

体力的にも厳しい。

それでも、この仕事には人生を立て直す時間を与えてくれる力がある。

私もまだ道の途中だ。

警備員という人生の波止場に立ちながら、次の航路を探している。

もしあなたも60代で仕事を探しているなら、警備員という選択肢を一度冷静に見てほしい。

そして、ここをゴールではなく、新しい人生のスタート地点にしてほしい。

-警備員ブルース日誌

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広告系プランナー、フリープランナーを経て店舗経営に挑戦するも失敗。
その後、地方ホテル支配人、配送ドライバー、飲食、施設警備、交通誘導など、さまざまな現場仕事を経験。
現在は警備の現場に立ちながら、警備員や現場仕事を人生の再起の入口として発信しています。
成功談だけではなく、落ちた側・働く側のリアルを知る者として、
再起を応援する「再起プランナー」として発信中。

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