起業でうまくいかない時には、修正を加える勇気を持とう

起業、副業という言葉がいろいろな場面で頻繁にみられるようになりました。

無理もありません。

今や銀行でさえも副業をOKするようになったご時世なのです。

終身雇用はもはや終わりを告げようとしています。

同様に、地方自治体の方から、副業として一般企業からの「副業としての雇用」を求め始める事例がでてきました。

つまり、一つの団体、企業体は一人の人間の能力・労働を100%求めるのではなく、適材適所に求めるようになったわけです。

それがゆえに、公務員という一つの安定した人財に加えて、プロフェッショナルとしての企業人を地方団体は、新たなパワーとして必要としはじめたわけです。

つまり、一人一人がプロフェッショナルとしての働きを求めるようになったわけです。

これは、新たな働きの可能性と取る方が、次世代に活躍できると考えられます。

これから会社勤めする方も、今後の収入を安定させるためには、自ら事業を立ち上げる=起業するか、副次的な収入を得てゆく=副業が必要となってくること目に見えています。

そこで、次に考えるのか副業、ではなく、起業です。

独立開業して自分の力で報酬を得て生活する。

これができたら勤め人の方は如何にうれしいか考えられますか?

もはや会社に行って、そこのルールや労働環境に従って働くのではなく、

すべて自分の裁量と判断で動き、売上を上げ、報酬を得るのです。

これは、今まで会社勤めに辟易していた人にとっては、ある種天国のような状態と言えるでしょう。

しかし、ここで大切なのは、

起業には必ず失敗が待ち受けている!ということです。

あなたがいかに優秀な社員であっても、単独で稼ぐには、技術だけではなく、お金、信用、その他、様々な技量が求められます。

考えてみてください。

あなたが勤めていた会社は、大企業、中小、零細関わらずに、様々な専門部署か専門の担当者があり、それぞれの役割をこなしていたいのです。

たとえ営業会社と言えども、総務、人事、経理、その他の専門部署や担当がいて、会社の中の人やお金や信用を循環させていたのです。

ですので、独立開業したあなたは、営業はもちろんのこと、あなたの専門分野の仕事をこなしながら、総務、人事、経理の部分までを一人でマネジメントしなければなりません。

起業するならば、最初は営業でグイグイ仕事を取ってきて売り上げを上げられたとしても、後の、総務、人事、経理の部分が仕事には不可欠になってくることをまず念頭に入れておきましょう。

起業には低迷期が必然と待ち受けていることを覚悟すること

起業された方の話を聞くと、必ず低迷期がやってきます。

当初は、鳴り物入りで開業し、様々なところに営業をかけて、仕事がどんどん入ってきた方も、ふと、仕事が減り始め、全然、仕事が入ってこなくなる。

気が付けば、半年後には仕事がゼロ、ということがあったりもします。

そして、気が付けば運転資金は減り始め、焦って取引先に訪問したり、メールしたりして営業をかけますが、仕事が回ってこない。

こういう状態は、士業や、飲食業に関わらず起業した方の大半が体験していることです。

ここには、おおきな落とし穴があるのです。

あきらかにこれは、失敗なのです。

起業で売り上げが停滞した時には、一つの失敗と認めること

仕事が回らなかったり、売上があがらない。

そうなると焦りが出てきます。

自分のふがいなさに落ち込んだり、うまくいかない理由を周りのせいにして恨んでみたり、そのような暗く重い感情を抱くこともあるでしょう。

あなたは、今まさに、そんな気持ちでこのページを見ているかも知れません。

落ち込んでも恨んでも、どうにかできるのは自分しかいません。

起業や会社経営はうまくいかないことの連続です。ほとんどうまくいかないことの方が多いのです。

ですから、落ち込んだり恨んだりする気持ちになるのはあなただけではありません。

多くの起業家や経営者は、何度も何度もそのような気持ちになり、またそういった気持ちを抱えて今日も踏ん張っているものなのです。

隣りの芝生は青く見えるといいます。

順風満帆のように見えるあの人も、この人も、あなたが知らないだけで少なからず苦しい思いをしてきています。

うまくいかずに苦しんでいるのはあなただけではないことをまず知ってください。

そしてうまくいかないのは、すべて自分のせいであると考えるようにしてください。

そしてさらに大切なのは、まだあなたの事業はつぶれていない!ということです。

まだ廃業する前に、時間とお金がわずかながらでも残っているのならば、逆転のチャンスはあるのです。

起業での失敗を早く認めると、逆転のチャンスはある!

まずは、お客さまや、世の中、人のせいにしないでまずは自己分析をすることが大切です。

時代が変わった、お客が変わった、と他のせいにしているとますますうまくいかなくなるばかりです。

マイナス思考は、あなたの成長を止めてしまいます。

まずは、あなたが起業してからやってきたことを全部書き出してみましょう。

営業をどのようにしたか? 自己開発はしたか? それも大事です。

しかし一番大切なのは?

お客さまの声をどれだけ聞いたのか?

なのです。

●先に売れた商品だけを販売するのに執着していないか?

●自分の得意な、あるいは好きな仕事だけを受けてきていないか?

静かに胸に手を当てて考えれば、思い当たることは沢山出てくるでしょう。

そのままでは同じ失敗を繰り返し、何の成長もありません。

自分の至らない点は改める、そう素直に心がけて行動しましょう。

あなたが変わらなければ結果が変わることはありません。

ましてや、他人や時代の流れを変えるのは簡単なことではありません。

あなた自身を変えるほうがずっと簡単なことです。

起業がうまくいかないことは誰にでもあることですが、うまくいかない理由はあなたにあるのです。

落ち込まずに反省し、前を向いて素直に改める、そんな姿勢を持ち続けましょう。

うまくいかないときにクサラナイこと、とても大事なことです。

いまの流れはいつか変わります。

起業でうまく行かない時にすべき3つのポイント

なかなかできないことですが、起業がうまくいかないのは自分の自尊心だけでやっている場合が多いです。

まず自分が商売をする上で、誰が相手なのかを考え直してみましょう!

簡単ですよね!

まず第一の相手は「お客さま」です。

そしてもう一つの相手は「仕入れ先」です。

さらに相手は「世間」です。

あなたは、相手のお客さまのニーズや課題、欲しいもの、悩みを聞いていましたか?

最初、自分の能力や商品力に頼って、ただ売り切っていませんでしたか?

起業で悩んだ時は、「三方よし」を思い返す

古くから近江商人の商売の哲学に「三方好し」があります。

「売り手よし、買い手よし、世間よし」

つまり売り手である、あなたの都合だけで商売をするのではなく、

買い手が本当に欲しいものを手に入れ満足し、

さらに商売を通じて、世の中、地域、経済が発展する。

つまり、あらゆる仕事=商売は、世の中流れを循環させるものである、と再認識することが大切なのです。

起業で悩んだ時は、うまくいっている人に相談する

先に述べたように、何事もうまくいっている人は、誰かに習ったか、

師匠についています。

その師匠とは、あなたの友人かもしれません。

ちょっとしたライバルかもしれません。

もしかしたら、あなたのお客さま候補なのかもしれません。

ともかく、素直に率直に話せる人を探してみてください。

なぜ、師匠に話をするのか?

それは、先ほど述べたように、「三方よし」をなした人だからこそ、

うまく行っている可能性が高いのです。

そして、うまく行っている人は、

あなたより高い位置で物事を見ていいます。

今、停滞したあなたがみえない、丘の上の視点で物事を見ているのです。

その景色や、風景や、風を浴びてみてください。

その相手は、別にわざわざ異業種交流会とか、面談に行かなくても、

ネットの中にも存在するはずです。

今現在、コンサルティングや士業、セラピスト関連の方も

ネットにおいて、自分のブログやサイトで有料なコンテンツを配信している方が多くなりました。

あなたの仕事関連した悩み、成功事例を、

成功事例に関連するキーワードで探して検索してみるのもいいかもしれません。

中には、経営に関するコンサルティングされている方で

成功事例をたくさん教えてくれたり、

無料で個別面談で相談にのってくれる専門家の方もいます。

もしあなたが、心から価値を認めた場合は、

多少のお金は払ってもいいのかもしれません。

なぜならば、このまま停滞したままだと

廃業への道を進むことになるならば、

風邪を引いた時、

医者にかかるように多少の処方をしてもらうのが、

回復が早いからです。

もちろん、これは自己責任です。

これが同業者でしたら、その方はビジネス用語でいえば、

メンター(指導者)ともいえるでしょう。

まとめ

起業でうまくいかないときは、うまく行く方法が必ずある、

ということを念頭に置きましょう。

そして、自分の相手、お客さまに、アンケートでも問診でも

求めているものを問いかけてみましょう。

さらに、悩みが解けなければ、相談する相手=メンターを探してみましょう。

リアルでもネット上でも、

答えは必ず、あります。

しかし、その答えは、お客さまか、世の中か、

あなたの中ではなく、相手の中にあります。

そして、

日々やるべきことを淡々とこなすのです。

負の感情に押しやられて、

くさったりふてったり自暴自棄になったり投げ出したりしないことです。

起業してうまくいかなくなる、という状況は誰にでも訪れるもの。

そこでいかに踏ん張れるかどうかのほうが大事です。

始めるのは簡単、続けていくことの方がずっとずっと難しいのです。

シンプルに考えましょう。


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