警備員ブルース日誌

AIは建築現場に似ている

投稿日:

AIは建築現場に似ている

毎日、建築現場で警備をしていて気づいたことがある。

AIの仕事は、建築工事によく似ている。

まず、土木工事がある。

地面を掘り、基礎をつくり、見えない部分を固める。この工程は、AIでいえば情報収集や設計、プロンプトづくりにあたる。

次に、建前や棟上げ。

資材が次々と運ばれ、クレーンが動き、多くの作業員が一気に組み上げていく。AIも同じだ。集めた情報を組み立て、文章や企画や画像という形にしていく。スピードが命の工程だ。

そして最後は仕上げ。

ここで職人が入る。

クロスを貼る人、左官、塗装、設備、大工。それぞれが細部を磨き、建物の価値を決める。

AIも同じだ。

最後に人間の感性が入る。

「この一文はいらない。」
「ここはもっと泣ける。」
「この言葉なら読者の胸に届く。」

そこは、まだ人間の仕事だ。

私は警備員として現場の入口に立っている。

だが、毎日見ている建築現場は、AI時代の働き方そのものを教えてくれている。

AIは職人をなくす道具ではない。

むしろ、本当に価値のある「職人仕事」を際立たせる道具なのだ。

これからは、AIを使える人が生き残るのではない。

AIで土台をつくり、最後は自分の人生と経験で仕上げられる人が、生き残る。

建築現場で警備をしながら、私はそんなことを考えている。

-警備員ブルース日誌

執筆者:

関連記事

年度替わりに警備員の仕事がなくなる|春先の現場切れでまいった時の乗り切り方

年度替わりの時期になると、警備の仕事が、ふっと途絶えることがある。これがなかなか、まいる ( ;∀;)。 3月の終わりまでは、道路工事やら建築現場やらで、なんだかんだ動いていた。ところが年度末を過ぎる …

警備員の持ち物リスト|会社支給品以外に本当に必要なものは?現場目線で解説

警備員の仕事を始めると、制服や誘導棒、安全靴など、基本的な装備は会社から支給されることが多いです。しかし、実際に現場に出てみると、それだけでは足りないと感じる場面がかなりあります。 暑さ寒さへの対策、 …

警備員の仕事で街の記憶がよみがえる|「変わるもの」「変わらないもの」を見つめる仕事現場の面白さ

警備員の仕事は、一見ただ立っているだけに見えるかもしれない。だが、実際に現場に立っていると、目の前の街が一本の映画のように見えてくることがある。 昨日の現場は、ずっと前、学生の頃に友人が下宿していた場 …

警備員の正社員とアルバイトを比較|求人選びで見るべきポイント

警備員の求人を見ていると、正社員募集もあれば、アルバイト募集も多く出ています。これから警備の仕事を始めようとする人にとっては、「正社員のほうがいいのか」「アルバイトのほうが気楽なのか」と迷うところでし …

警備員の仕事は意外と面白い|イベント・観光地・展示会で働く魅力とは

「警備員の仕事」と聞くと、ただ立っているだけ、地味、きつい——そんなイメージを持つ人も多いかもしれません。 けれど実際にやってみると、警備の仕事は思っているよりずっと変化があり、現場ごとに空気が違う仕 …

広告系プランナー、フリープランナーを経て店舗経営に挑戦するも失敗。
その後、地方ホテル支配人、配送ドライバー、飲食、施設警備、交通誘導など、さまざまな現場仕事を経験。
現在は警備の現場に立ちながら、警備員や現場仕事を人生の再起の入口として発信しています。
成功談だけではなく、落ちた側・働く側のリアルを知る者として、
再起を応援する「再起プランナー」として発信中。

カテゴリー

カテゴリー

人気記事