警備員ブルース|人生の波止場から響くもの

警備員になろうと思ったら、まず読んでください。 現場で出会った人間たち。実体験者が本音で語る警備員のリアル。

警備員物語100

AI時代に警備の仕事はなくなるのか?

投稿日:

ロボットやAIが急速に進化するなか、「警備の仕事は消えるのでは」と不安に思う人も多いでしょう。
結論から言えば、完全になくなる可能性は当面低いものの、仕事内容と必要スキルは確実に変わります。
ここでは、AIが得意な領域と、人にしかできない領域を整理し、今後のキャリア戦略を解説します。

AI・ロボットが得意な警備業務

監視カメラ+画像解析

AIカメラは不審者や侵入、火災などを24時間検知。人より正確で疲れません。

巡回ロボット

商業施設や空港では、異常音・温度変化・ガス漏れを検知する自律走行ロボットが実用化。

入退室管理

顔認証やQRコードを活用し、受付業務や夜間施錠を無人化できます。
定型的・予測可能な業務ほど自動化が進みます。

AIでは置き換えにくい領域

交通誘導や現場対応

工事現場やイベントでの交通整理、トラブル時の臨機応変な声かけは人間ならでは。

緊急時の創造的判断

災害・事故・群衆パニックなど、状況を瞬時に読み取る柔軟性はAIが苦手。

「人の存在」が持つ抑止力

制服姿の警備員はそれだけで犯罪を防ぐ心理的効果を持ちます。

仕事は「なくなる」のではなく「進化」する

  • AI管理者的ポジション:ロボットや監視システムの操作・保守。
  • 防災・リスクマネジメント:施設の安全計画や緊急訓練。
  • 地域コミュニティ対応:高齢者や子どもへの声かけ、防犯啓発。

将来に備えるスキル

  • IT・セキュリティ知識:防犯カメラやIoT機器の基礎を習得。
  • 資格取得:施設警備業務検定、機械警備業務管理者など。
  • 接客・コミュニケーション力:人にしかできない対応力が差別化要因に。


まとめ

AIは監視や巡回といった定型業務をどんどん自動化します。
しかし人と社会をつなぐ警備員の役割は残り続けるでしょう。
テクノロジーを扱える人材へ進化すれば、むしろ需要は高まります。
「なくなる仕事」ではなく、AI時代に進化する仕事としてキャリアを描くことが、これからの警備員に求められます。


-警備員物語100

執筆者:

関連記事

【警備員物語41】警備員と樹木――立っていると、木が仲間になる

警備員をやっていると、木を見るようになる。 いや、昔から木は見ていたはずなのだ。 道路にも木はある。 公園にもある。 学校にも神社にもある。 しかし、「そこに木がある」と、本当に意識するようになったの …

警備員とカスハラ問題|2026年10月義務化で現場はどう変わるのか

2026年10月1日から、企業にはカスタマーハラスメント対策が義務化される。これは現場で働く人を、会社として守る仕組みを作れ、という流れだ。厚生労働省は、顧客などの言動が社会通念上許容される範囲を超え …

警備員は人間関係がきつい?相性の悪い隊員とどうやってやるか

警備員の仕事というと、暑さ寒さ、立ちっぱなし、クレーム対応などがまず思い浮かぶ。だが、実際にやってみると、意外にしんどいのが人間関係である。 特に交通誘導や建築現場の警備では、ひとりで立つように見えて …

【警備員物語20】ミスター完璧に出会う。

警備員をやっていると、いろいろな人に出会う。 怒鳴る人。 何もしない人。 マウントを取る人。 おしゃべりな人。 そして、ごくまれに、「この人は本物だ」と思わせる人に出会う。 私は、その人を勝手に「ミス …

警備員求人の「日払いOK」「年齢不問」「週1から」は本当?実態を現場目線で解説

警備員の求人を見ると、よく出てくるのが「日払いOK」「年齢不問」「週1から勤務可」という言葉です。 正直、求人広告を見慣れていない人ほど、こう思うのではないでしょうか。 「本当にそんな都合のいい話があ …

広告系プランナー、フリープランナーを経て店舗経営に挑戦するも失敗。
その後、地方ホテル支配人、配送ドライバー、飲食、施設警備、交通誘導など、さまざまな現場仕事を経験。
現在は警備の現場に立ちながら、警備員や現場仕事を人生の再起の入口として発信しています。
成功談だけではなく、落ちた側・働く側のリアルを知る者として、
再起を応援する「再起プランナー」として発信中。

カテゴリー

カテゴリー

人気記事