警備員ブルース日誌

警備員の現場には“得意技”がある|役割配置で光る人、それぞれの持ち味

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7人と言いながら一人足りないぞーー!

警備員の仕事というと、ただ立って誘導しているだけに見えるかもしれない。
だが、実際の現場はそんなに単純ではない。

工事現場でもイベントでも、うまく回っている現場には、たいてい“役割の妙”がある。
そしてその役割は、隊長が決めることもあれば、自然とその人の得意分野に落ち着いていくこともある。

まるで『七人の侍』みたいなものだ。

剣の強い者、知恵の回る者、走り回る者、声を張れる者、全体を見る者。
同じ侍でも、それぞれ戦い方が違う。

警備の現場も似ている。
みんな同じ制服を着ていても、得意技はそれぞれ違う。
そして、その得意技がぴたりとはまると、人は急にイキイキしはじめる。

今日はそんな、警備員の現場で光る“得意ジャンルの役割配置”について書いてみたい。

警備員の仕事は役割配置で動きやすさが変わる

警備の現場では、同じ「交通誘導警備」といっても、やることは一つではない。

片道交互通行をしっかり回す役。
歩行者への声かけがうまい役。
周辺の店やトイレや休憩所を把握している役。
無線の連携が早い役。
地図に強く、現場周辺の動線を読める役。

こういうものは、マニュアルだけでは決まらない。
現場に入ってみて、「この人はこれがうまいな」というものが自然と見えてくる。

たとえば、無口でも片道交互通行が異様にうまい人がいる。
車の流れを見る目がいい。間の取り方がいい。
ドライバーがイラつく前にスッと流す。あれは才能だ。

逆に、交通整理そのものより、歩行者や近隣への声かけで現場を和ませる人もいる。
「すみません、足元気をつけてください」
「少しお待ちくださいね」
そのひと声が柔らかいだけで、現場の空気が変わる。

警備員の仕事は、向き不向きではなく、どこで力が生きるかなのだと思う。

片道交互通行が得意な警備員は現場の流れをつくる

警備員の仕事の中でも、片道交互通行はひとつの花形だ。

単純そうに見えて、実は奥が深い。
車列の長さ、見通し、対向車の出方、工事車両の動き、タイミング。
それらを一瞬で見ながら判断しなければならない。

これが得意な人は、現場で頼られる。
無線で「今いけます」「少々止めます」が的確。
相手側との呼吸も合う。
車を止める時も、流す時も、妙に安心感がある。

こういう人が現場に一人いると、本当に助かる。
まさに『七人の侍』でいえば、正面から敵を受け止める主力だ。

警備の仕事を始めたばかりの人でも、最初は苦手でも、場数を踏むうちにこの感覚が育つことがある。
「自分は向いていない」と思っていた人が、半年後には交互通行の要になっていたりする。
仕事というのは、不思議なものだ。

声かけがうまい人は警備現場の空気をやわらかくする

警備の現場では、技術だけではなく、人あたりも武器になる。

通行人、近隣住民、職人さん、ドライバー。
現場ではいろんな人と接する。
そのたびに、少しずつ言葉が必要になる。

この“声かけ”が自然にできる人は強い。
いかにも接客業あがり、営業あがり、飲食経験者、そんな人に多い気がする。

警備の仕事は、黙って棒立ちしていればいいわけではない。
相手を不快にさせず、しかし必要なことはきちんと伝える。
これができる人は、クレームも減らすし、現場を丸く収める。

職人さんへの一言もそうだ。
「了解です」
「このタイミングで通します」
「歩行者優先でいきます」
そういう言葉の選び方ひとつで、信頼される。

派手ではない。
だが、現場を支える“縁の下の剣豪”みたいな役割だ。

コンビニやトイレや休憩所探しが得意な人も重宝される

これも立派な得意技である。

一見すると地味だが、現場ではかなりありがたい。
近くのコンビニ、使いやすいトイレ、少し休める場所、自販機、雨宿りできる場所。
こういう情報を知っている人は、現場の生存率を上げる。

特に初めて行くエリアでは、この情報が効く。
「この先のファミマが一番近いですよ」
「トイレなら駅前より、あっちの公園の方が早い」
そんな一言で助かることがある。

警備の仕事は、地味に体力勝負だ。
トイレを我慢しすぎる、昼飯の場所がない、休憩場所が見つからない。
これだけで一日しんどくなる。

だから周辺事情に詳しい人は、立派な戦力だ。
『七人の侍』でいえば、地形を読む者、裏道を知る者。
戦いは剣だけではない。
現場もまた同じである。

グーグルマップに強い人は警備員の隠れた戦力になる

今の時代、グーグルマップに強い人はかなり役に立つ。

現場の住所確認。
最寄り駅からの導線。
集合場所の見極め。
周辺施設の把握。
通行止めの先の道筋の確認。

これが速い人は、本当に頼られる。

特に、入り組んだ住宅街や再開発エリアでは、地図感覚のある人が強い。
「ここ、裏から回れます」
「この一本隣の道から車が抜けてきます」
「この近くに誘導しづらい交差点があります」
こういう読みができる人は、現場の事故や混乱を未然に防げる。

昔なら“土地勘のある人”だった。
今はそれに加えて、スマホと地図アプリを使いこなせる人が武器を持つ。

年齢は関係ない。
シニアでも、地図が好きな人はものすごく強い。
むしろ慎重さと観察力があるぶん、若い人より的確なこともある。

警備員の仕事は自分の経験が思わぬ形で生きる

警備の現場では、前職の経験が意外なところで生きることがある。

営業をやっていた人は、声かけや対人対応がうまい。
接客業出身なら、相手を不快にさせない距離感を知っている。
配送やドライバー経験者は、車の動きが読める。
建設関係の経験がある人は、職人さんとの呼吸が合う。
事務職経験者は、報告や確認が丁寧だったりする。

つまり、警備員の仕事は“ゼロからの仕事”ではない。
これまで生きてきた何かが、案外ここで生きる。

自分では大したことがないと思っていた経験が、現場では武器になる。
それに気づいた時、人は少しうれしくなる。

「まだ使い道があったんだな」
そう思えるだけでも、仕事は少し違って見える。

あなたの得意技も警備の現場で生きるかもしれない

警備員の仕事は、単なる立ち仕事ではない。
現場ごとに役割があり、向きがあり、得意技がある。

片道交互通行がうまい人。
声かけがうまい人。
地図に強い人。
コンビニやトイレや休憩所に詳しい人。
全体を見て動ける人。

どれも立派な戦力だ。

最初から何でもできる必要はない。
むしろ、自分の中にある何かが、現場で見つかっていく仕事かもしれない。

『七人の侍』みたいに、派手な剣豪ばかりが必要なわけではない。
知恵を出す者、支える者、空気を読む者、段取りする者。
そういう力もまた、ちゃんと価値がある。

もし今、仕事探しで迷っているなら、警備という仕事を一度のぞいてみるのも悪くない。
あなたが今までやってきたこと、身につけてきたこと、意外な得意技が、ここで生きるかもしれない。

生活を立て直したい人、年齢に不安がある人、未経験から働ける仕事を探している人には、警備求人を一度見てみる価値があります。
自分の“役割”が見つかる現場に出会えれば、仕事は思ったより面白くなるかもしれません。

「自分にできる仕事なんてあるだろうか」と思っている人ほど、警備の仕事は意外に合うことがあります。年齢や前職に関係なく、現場で生きる強みは必ずあります。
未経験歓迎の警備求人から、まずは条件の合う仕事を探してみてください。

-警備員ブルース日誌

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交通誘導や各種警備の現場で働くなかで見えてきた、警備員のリアルな仕事と人生を綴るブログです。

警備という仕事はブルースだ。

警備の仕事は、至って地味てす。
朝早く現場に立ち、車を流し、人を通し、
雨の日も風の日も、ただ黙って持ち場を守る。
名前を呼ばれることはあまりない。けど、誰かの日常を支えている。

このブログでは、そんな警備員という仕事のリアルを中心に、
今すぐ働きたい人、早く収入につなげたい人のための仕事情報を発信しています。

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