警備員ブルース日誌

建築現場で見かけるベトナム人作業員|警備員が感じた素直さと働きぶり

投稿日:

工事現場で立っていると、いろんな人を見る。
職人さん、監督さん、ダンプの運転手、通行人、近所の人。
そして最近、ときどき見かけるのが、ベトナム人らしき若い作業員たちだ。

最初は、言葉があまり通じないのかな、と思っていた。
だが、実際に現場で見ていると、こちらの先入観のほうが間違っていたと気づかされる。
彼らは実によく働く。
声をかければ、ちゃんと返事をする。
指示を受ければ、素直に動く。
無駄口が少なく、動きがきびきびしている。
ああ、これは現場にとっては助かるだろうな、と警備の立場から見ていても感じる。

目次

建築現場でよく見るベトナム人作業員

私が工事現場に入るようになってから、外国人の作業員は珍しくなくなった。
なかでも、昔から比較的よく見かけたのがベトナム人だ。

もちろん、国籍だけで人をひとくくりにはできない。
いい人もいれば、そうでもない人もいるだろう。
それでも現場で実際に接していると、ベトナム人の若者には共通した雰囲気がある気がする。
それは、まじめさ素直さだ。

朝、こちらが「おはようございます」と言うと、少したどたどしくても、きちんと返してくる。
荷物を運ぶときも、黙々とやる。
先輩職人に注意されても、ふてくされた顔をあまり見せない。
そういう姿を見ていると、なんだかこちらの気持ちまで少し整う。

よく働く姿が、昔の大工見習いのように見える

現場でベトナム人の若者を見ていると、ときどき昔の「大工見習い」のようだと思うことがある。
まだ一人前ではない。
でも、体を動かしながら仕事を覚えようとしている。
先輩の背中を見ながら、少しずつ現場の流れを身につけていく。
そんな雰囲気がある。

今の日本では、「移民問題」などと大きなくくりで語られることが多い。
ニュースを見れば、不安をあおるような話も出てくる。
たしかに、制度や治安や文化の違いなど、簡単ではない問題もあるのだろう。
しかし、現場に立って目の前の一人ひとりを見ていると、そういう大きな言葉だけでは片づけられないものがある。

少なくとも、私が見てきたベトナム人の若者たちは、妙に横柄でもなければ、怠け者でもない。
むしろ、日本人の若い者が忘れかけているような「見習いの感じ」を、どこか残しているように見える。
だから、こちらも変な警戒心を持たずにすむ。
なんとなく、心地よいのである。

警備員から見ても、現場がなごむ存在

警備員の仕事は、ただ立っているようでいて、実は現場全体の空気をよく見ている。
誰が急いでいるか。
誰が疲れているか。
誰が雑になっているか。
そういうものは、意外と伝わってくる。

その中で、ベトナム人の若者たちは、妙に現場をギスギスさせない。
もちろん忙しいときはみんな必死だ。
怒号が飛ぶこともある。
それでも、彼らのまじめな動きを見ていると、少しだけ場がやわらぐことがある。

たぶん、「働こう」として来ているからだろう。
生活のために、家族のために、異国の現場で汗をかいている。
そう思うと、こちらもいい加減な気持ちでは立っていられない。

外国人労働者の時代に、現場はもう変わっている

建築現場でも警備の現場でも、外国人労働者はもう特別な存在ではない。
これから先、日本の人手不足が進めば、こうした流れはさらに増えるだろう。

そのとき必要なのは、頭ごなしに拒絶することでも、逆にきれいごとで持ち上げることでもない。
現場でちゃんと働いている人を、現場の目で見ることだと思う。

ベトナム人だからどう、ではなく、
ちゃんと働く人は信用される。
結局、現場の世界はそこに尽きる。
国籍より、働きぶり。
言葉より、態度。
そして、まじめさは、案外よく伝わる。

建築現場で働きたい人へ|警備の仕事も現実的な選択肢

現場仕事には、独特のしんどさがある。
夏は暑く、冬は寒い。
人間関係も楽ではない。
だがその一方で、働いたぶんだけ手応えがある。
余計な理屈より、今日一日をきちんとやりきる世界でもある。

そして、もし今、
「すぐ働きたい」
「年齢や経歴に自信がない」
「まずは現場系の仕事で立て直したい」
と思っているなら、警備の仕事もかなり現実的な選択肢だ。

警備は、建築現場や道路工事の流れを支える仕事だ。
最初は不安でも、やってみると社会との接点ができる。
収入の立て直しにもつながる。
現場には、今回書いたように、さまざまな人がいる。
そのなかで働くうち、自分の感覚も少しずつ戻ってくる。

生活を立て直したい人、すぐ働ける仕事を探している人は、警備求人を一度見てみるといい。
未経験歓迎の案件も多く、年齢高めでも応募しやすい。
現場には現場のしんどさがある。
だが、立ち上がるための入口としては、まだ十分に可能性のある仕事だと思う。


Pocket
Pocket

-警備員ブルース日誌

執筆者:

関連記事

警備員の前職に多い仕事とは?現場で見えてきた“人生の寄り道”トップ10

警備員をやっていると、ときどき思う。 この仕事には、じつにいろんな人が集まってくる。 若い頃からずっと警備ひと筋、という人もいないわけじゃない。だが実際には、それよりも「いろいろあって、今ここにいる」 …

警備現場の別れぎわに「またどこかで」と言われた日

警備の仕事は、きつい。 寒さも、眠気も、足のだるさもある。立っているだけで、一日が終わる日もある。それでも、たまに救われる瞬間がある。 「ありがとう」 通りすがりの人が、こちらの誘導に一礼して言ってく …

警備員で今月食っていけない人が生活を立て直す現実的な働き方

今月の生活費が足りない。 給料日まで遠く、貯金も心細い。それでも「今さらどうすればいいのか分からない」と感じたりしていませんか? 警備員として働いている人、あるいは生活を立て直すために警備員の仕事を考 …

警備員の日払い求人は実際どう?未経験でも今日から稼げる理由

「今日、お金が必要…」そんな切迫した状況で辿りつくのが “日払いの警備員求人” ではないでしょうか。 この記事では、実際に筆者が日払い警備のアルバイトをした経験も交えながら、本当に当日お金がもらえるの …

一時間で工事終了、まさかの早上がり|警備員の仕事でたまにある「うれしい誤算」

警備員の仕事をしていると、長い一日を覚悟して現場に立つことが多い。朝は早いし、天気にも左右される。夏は暑く、冬は寒い。立ちっぱなしで、時間がなかなか進まない日もある。 ところが、そんな警備員の仕事の中 …

警備の仕事は、派手ではありません。
朝早く現場に立ち、車を流し、人を通し、
雨の日も風の日も、ただ黙って持ち場を守る。
名前を呼ばれることは少なくても、誰かの日常を支えている。
そんな仕事です。

このブログでは、そんな警備員という仕事のリアルを中心に、
今すぐ働きたい人、早く収入につなげたい人のための仕事情報を発信しています。

警備員、配送、軽作業。
どれも「とにかく今をつなぐ」ために選ばれることの多い仕事です。
私自身、そうした現場仕事を経験してきた中で、
求人広告のうまい言葉だけでは見えてこない現実があることを知りました。


いつ給料が入るのか
仕事は実際どれくらいきついのか
未経験でもやれるのか
年齢が高くても入りやすいのか
そんなことを、できるだけ率直に書いていきます。

成功話を並べるためのブログではありません。
きれいごとを書くためのブログでもありません。

今を乗り切るために、働ける場所を見つける。
そのためのブログです。

仕事探しに迷っている時間は、しんどい。
だからこのブログが、
次の現場へ向かうための小さなきっかけになればうれしいです。


PR

スポンサーリンク