
警備員をやっていると、ときどき思う。
この仕事には、じつにいろんな人が集まってくる。
若い頃からずっと警備ひと筋、という人もいないわけじゃない。だが実際には、それよりも「いろいろあって、今ここにいる」という人のほうが多い気がする。
工場にいた人。建設現場にいた人。営業をやっていた人。飲食で働いていた人。運送をやっていた人。介護や清掃の仕事をしていた人。中には、元自衛隊とか、制服仕事が板についている人もいる。
警備員の前職は、ほんとうにバラバラだ。
目次
警備員の前職に多い仕事トップ10とは
現場感覚でいうなら、警備員の前職に多そうなのは、こんな顔ぶれだ。
- 工場・製造
- 建設・土木
- 運送・配送
- 営業
- 接客・販売
- 飲食
- 介護・福祉
- 清掃・ビルメンテナンス
- 事務職
- 自衛隊・警察系の仕事
こうして並べてみると、共通しているのは、どれも決して楽な仕事じゃないということだ。
立ち仕事だったり、人間関係で気をつかったり、時間に追われたり、身体を使ったり。
警備の現場で立っている人間は、たいていそれまでにも、何かしら現実と格闘してきている。
なぜ異業種から警備員になる人が多いのか
警備の仕事は、特別な資格や派手な経歴がなくても始めやすい。
もちろん研修はあるし、責任もある。だが入口としては広い。年齢的にも比較的門戸が開かれている。
そこが大きいのだと思う。
人生、いつも一直線にはいかない。
会社を辞めることもある。商売がうまくいかないこともある。身体や家庭の事情で、前の仕事を続けられなくなることもある。
そんなとき、警備という仕事は、まだ働こうとする人間を受け止めてくれる。
これは案外、すごいことだ。
警備現場は“人生の途中”が集まる場所
現場で一緒になった人の話を聞くと、おもしろい。
昔、飲食店をやっていた人。営業で飛び回っていた人。長距離を走っていたドライバー。工場で黙々と働いていた人。
ひとりひとりに、ちょっとした履歴書に収まらない人生がある。
だから警備員の現場というのは、ただ誘導棒を振るだけの場所じゃない。
いろんな人生の途中が、いったん交差する場所でもある。
そう思うと、この仕事も少し違って見える。
単なる「食うための仕事」ではあるのだが、それだけでもない。
人の数だけ前 history があり、事情があり、やり直しがある。
警備員ブルースというのは、そういう人間の匂いのする場所からしか出てこないのかもしれない。
警備員の仕事は未経験からでも始めやすい
もし今、仕事に迷っている人がいるなら、警備は現実的な選択肢のひとつだ。
前職が何であれ、未経験から入れる会社は多い。
年齢が気になる人でも、比較的チャンスはある。
派手さはない。
だが、生活を立て直すには、まず現実に立てる場所がいる。
警備の仕事には、それがある。
人生の寄り道をしてきた人ほど、案外この仕事は合うのかもしれない。
少なくとも、まったくの無駄足だったわけではないと、現場に立っていると時々思う。
警備の仕事を探しているなら、未経験歓迎の求人を早めに見ておくのがおすすめです。
自分に合う現場や働き方が見つかれば、生活の立て直しの第一歩になります。