
「収入を上げたいなら、まずピンクのシャツを着てみよう」
――そんな一見突飛に聞こえるアドバイスに、実は明確な根拠があるのをご存じだろうか。
これは、アメリカの国際マーケティングマネージャーによって行われた研究に基づくものだ。
この研究によれば、ピンク色のシャツを好んで着る男女は、青や白などの伝統的な色のシャツを好む人に比べて、なんと年間の収入が平均15万円も高いという驚きのデータが出ている。
さらに興味深いのは、**メンタリズムの観点からもピンクは“得する色”**だということ。心理学的にピンクは、温かみや親しみやすさ、やさしさを感じさせる色であり、特に異性の顧客からの印象が良くなる傾向があるという。たとえば営業職や接客業など、対人コミュニケーションが重要な職種においては、第一印象が好意的になることが成果に直結する可能性も高い。
なぜ、シャツの色が収入に影響するのか?
研究者によると、「ピンク」という色は伝統的なビジネスウェアの範囲から少し外れた
「非・定番カラー」であるため、着ている人に対して「明るい」「前向き」「挑戦的」といった印象を与えるという。
こうした印象は、同僚や上司、取引先との関係性において、自己主張や信頼感、自信といったポジティブな評価につながりやすい。
そしてその好印象は、他者からの反応を通して着ている本人の自信にもつながっていく。
「今日はなんだか反応がいい」「話がスムーズに進む」
といったポジティブな体験の積み重ねが、自己効力感を高め、より積極的な行動につながりやすくなるのだ。
もちろん、ピンクのシャツを着ただけで突然昇給するわけではない。
だが、色が持つ心理的・社会的な影響力をうまく利用することは、ビジネスシーンにおける“戦略”のひとつになり得る。
服装は自分を表現する大切なツールであり、同時に周囲に与えるメッセージでもある。
もし、明日の出社時に「何を着ようか」と迷ったら、クローゼットからピンクのシャツを取り出してみてはいかがだろうか?
もしかすると、その一枚が、あなたの収入アップのきっかけになるかもしれない。