昨今ではフリーランスだった自営を目指す若い層が増えていますが、それはそれで喜ばしいことです。ですが、もしもあなたが今現在サラリーマンという立場で、自立を目指しているのならば、今のポジションの有利さをよく考え直してから次のステップを踏まれることをおすすめします。
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実は、サラリーマンという立場は、恵まれている立場なのです
今の会社で、今の立場でもっと努力し、力をつけ、生産的なことができないかどうかまず一番最初に考えてみてください。
会社にいる限り、定期収入があり、設備があります。それを上手に活用しない手はありません。個人としては会社にいる限り、頑張ればリスクゼロで大きな富の元を作れる無限の可能性があります。それを生かせない人ばかりいる会社はダメな会社です。
そして、結局は運命共同体で自分もダメになっていきます。
厳しい国際競争にさらされる経済環境の中で、いかに生き延びていくかは、経営者も社員も分け隔てなく考えなければならいテーマです
サラリーマンの立場で頑張って、収入を増やしている人はいくらでもいます
問題はやり方です。時代にあった生き方をするために勉強し、最新の技術、ノウハウを身につけ、仕事に打ち込む。それが富を得るポイントなのです。そして、大切なことは、「○○会社の社員」の名詞ではありません。「何ができるか」「何が売り物か」です。
バブル崩壊後に大きな話題となった証券会社の山一證券は、自主廃業の後でも、真っ先に他の大手企業や外資系企業が山一の社員を欲しがりました。なぜなら、ほとんどの山一の社員が、資産運用のスペシャリストや顧客をたくさん持っている営業マンだったからです。
すでにインターネットは世界中に張り巡らされ、ビジネスマンのほぼ100%の人が日々活用しています。そして、新しい情報手段は、いまや金融や経済、商品管理などあらゆる分野に生かされています。つまりあらゆるものの価値の創造のために、世界的なレベルで情報が駆け巡っているのです。
今会社に所属するからには、その会社が経済として成り立っている、あらゆる情報を自分自身が有利になるくらいに取り込むことが大切です
なぜなら、全く一人身でそれを取り込むことは非常に困難であり、また時間とお金がかかります。
しかし、今あなたが、会社という一つのメカニズムの中にいるのならば、その会社をフィルターとして、ありとあらゆる稼ぐための考え方、手段、ノウハウを取り込むことができる無限のチャンスを持っているのです。
今の会社で、自分が何ができるかを考え、どんな能力、技術を身に着けるべきかを考えることが、今の状況を最もフル活用する手段です
何もしないで「給料が安い」という前に、自分が目の前にした情報の価値を、値段で図れるくらいの勉強をすることが最も有効な手段です。
もし、あなたが今いきなり自営をはじめたとするならば、人脈や業界情報を手にいれるためには、何万円も、いや数十万円もするかもしれないセミナーやビジネス塾や交流会に何度も通わなくてはなりません。そういう意味では、今、あなたは、所属する会社において、とんでもない高額な情報ネットワークを無料で、かつ給料をもらいながら、活用している、という非常に有利な立場にあるのです。
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