
警備の仕事というと、「立ちっぱなしで大変そう」「同じ場所でじっとしているだけ」というイメージを持つ人も少なくありません。
しかし実際には、観光地・大型イベント会場・商業施設など、意外なほどいろんな場所に行けるのが大きな魅力です。
私自身、国際展示場での警備に入ったとき、続々と物資が搬入される“裏側の動き”に思わず見入ってしまった経験があります。
普段は立ち入れないエリアを見られたり、現場によって雰囲気がまったく違うため、「飽きない働き方」をしたい人には向いている仕事です。
この記事では、警備で行ける場所の種類、意外と楽しめる理由、向いている人の特徴、応募時のポイントまで詳しく紹介します。
目次
警備の仕事で行ける場所はこんなに多い
警備の仕事は“現場でガラッと内容が変わる”のが大きな特徴です。
同じ警備でも、商業施設と国際展示場では雰囲気がまったく違いますし、イベント警備となるとまた別の面白さがあります。
ここでは、特に人気の高い3つの現場を紹介します。
商業施設・オフィスビルの施設警備は安定感が魅力
施設警備は、警備業務の中でも特に「安定した働きやすさ」がある種類です。
大型ショッピングモールやオフィスビルなど、一般の人が日常的に利用する建物を守るため、仕事内容も比較的落ち着いています。
- 館内の巡回
- 出入り管理
- 落とし物対応
- 簡単な案内対応
などがメインで、体力負担が少なく、初心者でも入りやすいのが特徴です。
同じ施設に入ることが多いので、雰囲気をつかみやすく、「毎回場所が変わるのは不安」という人にも向いています。
国際展示場など大規模会場は“裏側の動き”が面白い
大規模展示場の警備は、規模が大きく、予想外の面白さがあります。
私が実際に国際展示場に入ったときには、まさに“続々と”物資が運び込まれてくる最中でした。
フォークリフトが忙しく動いたり、大道具・資材が一気に搬入されたり、普段見ることのない裏側の雰囲気に、つい見入ってしまうこともあります。
「こんな風にイベントは準備されているのか!」
と、仕事をしながらも新しい発見がある現場です。
現場によっては、
- アニメイベント
- 食品展示会
- IT系の大型カンファレンス
など、テーマが毎回違うため、新鮮さを感じやすいのも魅力です。
イベント警備は観光地・ライブ・フェスなど現場が豊富
イベント警備は、警備の中でも“楽しめる現場の代表格”です。
観光地・スタジアム・野外フェス・花火大会など、昼夜問わずバラエティ豊かな場所に行けます。
たとえば——
- 観光地でのマラソン大会
- 海沿いの花火大会
- 人気アーティストのライブ会場
- 季節イベント(初詣・夏祭り)
など、普段では見られない特別な雰囲気の中で働けることが魅力です。
もちろん厳しい部分もありますが、人が集まる場所のワクワク感は他の仕事では味わえません。
警備の仕事が“意外に楽しめる”と言われる理由
警備というと「地味で大変」というイメージがつきまといますが、実際に働くと“意外に楽しい”と感じる場面は多いものです。
ここでは、なぜ警備が飽きずに続けやすいのか、その理由を3つ紹介します。
現場ごとの雰囲気が違うので飽きない
警備は、現場が変わるたびに“景色が変わる”仕事です。
商業施設と展示場、イベント会場では動き方も人の流れもまったく違います。
仕事をしながらも、
- 「今日はこんな雰囲気の場所なんだ」
- 「このイベントは思ったより人が多いな」
- 「ここは落ち着いていて働きやすいな」
という発見があり、単調になりにくいのが特徴です。
「毎日同じ作業では飽きてしまう」という人には特に向いています。
普段入れないエリアを見るワクワク感がある
警備だからこそ入れるエリアは少なくありません。
たとえば、国際展示場の裏側、イベントの準備エリア、スタジアムのバックヤードなどは、一般来場者が絶対に入れない場所です。
こうした“裏側の空気”を感じられるのは、警備ならではの醍醐味。
特に展示会の搬入・搬出はダイナミックで、
- 大型トラックが次々に入場
- フォークリフトが行き交う
- 巨大パネルや機材が一気に搬入される
など、ちょっとした社会見学のような面白さがあります。
休憩時間や待機が比較的ゆったりな現場もある
警備=忙しい、というイメージがありますが、実は“ゆったりした現場”も多いです。
特に、落ち着いた商業施設や観光地の平日などは、時間に余裕があることもあります。
もちろん会社や現場によって差はありますが、
- 休憩がしっかり取れる
- 待機時間もきっちり確保される
- ルールが明確で働きやすい
という環境の会社も少なくありません。
「きつい現場しかない」と思われがちですが、実は選び方次第で働きやすさが変わります。
どんな人に向いている?向いていない?
警備の仕事は“合う・合わない”がハッキリ出る仕事でもあります。
ここでは、向いている人・向いていない人の特徴を整理しておきます。
向いている人の特徴(落ち着き・観察力・好奇心)
向いている人のポイントは次の通りです。
●向いている人
- 落ち着いて物事を見られる
- 人の流れや周囲の状況を見るのが得意
- 新しい場所に行くのが好き
- 体力に不安はあるが、無理のない範囲で働きたい
- コツコツ作業が苦にならない
観光地・イベントなど変化のある現場が多いため、好奇心がある人は特に楽しめます。
向いていない人(単調作業が苦手・時間管理が不得意)
●向いていない人
- 時間管理が苦手
- マニュアルに沿った行動が合わない
- 人とのやり取りが極端に苦手
- 長時間の立ち仕事がどうしてもできない
無理に続ける必要はありませんが、事前にこうした点を理解しておくとミスマッチが減ります。
これから警備を始めるなら“現場選び”が重要です
警備は、現場によって働きやすさが大きく変わります。
そのため、求人を探すときは“どのタイプの現場が多い会社か”をチェックするのが重要です。
観光地・イベント好きならイベント警備が合いやすい
「楽しさ」を求めるなら、イベント警備や展示場の現場が多い会社が向いています。
- 観光地
- 大型イベント
- 祭り・フェス
- 展示会
など、行き先が多彩で、毎回違う経験を積むことができます。
初めてなら研修充実・現場が安定した会社を選ぼう
初心者は、まず“研修が丁寧で、過度にハードではない現場”のある会社を選ぶのがおすすめです。
以下の点をチェックしましょう。
- 法定研修の内容が丁寧か
- 施設警備など落ち着いた現場があるか
- シフトが安定しているか
- 休憩をきちんと取らせてくれるか
警備業は会社によって働きやすさが大きく違うので、ここは慎重に見ておくべきポイントです。
応募前にチェックすべきポイントとおすすめ求人サービス
応募前には、以下の点を確認しておくと失敗しにくいです。
●チェックポイント
- どんな現場がメインか
- イベント・施設の比率
- シフトの融通度
- 休憩時間の確保
- 口コミ(働きやすさの評判)
特に、イベント警備が多い会社なら、「いろんな場所に行けて飽きない」という働き方がしやすくなります。
求人サイトでは、現場の種類や働き方が詳しく書かれた会社を優先して探すと、ミスマッチが少なくなります。
まとめ
警備の仕事は、イメージ以上に“変化のある働き方”ができる職種です。
国際展示場での搬入の様子のように、普段見られない裏側を見ることができたり、観光地・イベント会場などいろんな場所に行けるのは大きな魅力です。
- 場所が多彩
- 裏側が見られて面白い
- 現場で飽きない
- 働きやすい環境の会社も多い
こうしたメリットを知っておくと、「警備って意外に楽しそう」と感じられるはずです。
もし少しでも興味があるなら、まずは求人をチェックして、自分に合った現場を選んでみてください。
観光地やイベントが好きな人には、特に向いている働き方です。
→ 気になる求人があれば、条件や現場の雰囲気を比べながら応募してみてください。
あなたに合った働き方がきっと見つかります。