長時間労働を自ら改善するには仕事をスポーツ化が突破口となる

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「働けど働けど猶わが暮らし楽にならざりぢっと手を見る」という有名な詩人石川啄木の歌がありますが、長時間働いているのにお金が溜まらないという停滞した状況を打破するにはどうしたらいいのでしょうか?

すでに収入という点では、非常に動きの激しい時代に入っています。ある人には非常に厳しく、また他の人にとっては、大変魅力のある状況が生まれています。

プロセスよりあくまで実績と結果にこだわること

収入を増やすカギは仕事に時間をかけることではなく、仕事の効率をと能力を上げて、なるべ早く結果を出すことです。
一度は事業に失敗しながらも、短期間で投資家として無一文から資産70億円に復活した与沢翼氏のレトリックで言えば、鬼のように早く仕事をし、鬼のように超効率的な結果を出すことがこれからのビジネスに不可欠です。

毎日一生懸命仕事をやっているのに、という考えを捨てて、所属する企業、あるいは地域において、まず自分がどこの位置にいて、何をすることが結果となるのかを根底から考え直してみることが大切です。

仕事は戦争!周到な準備を心がける

例えは良くないかもしれませんが、仕事における長期的な計画を「戦略」といいます。実際には、個人・企業を問わず、すべての経済人が市場という戦場において、日々、経済という戦争をしていることになります。

無論そこでの戦争は、売り上げを確保し、他社の顧客を奪い去り、自社の顧客にし、そして市場の領域を広げていくことです。そのプロセスの中で、目的を達成するために長期的視野と複合思考で力や資源を総合的に運用する一貫した技術や考え方を戦略というのです。

スポーツ選手を見習って戦略を立てる。すべてのゴールは勝利である

あなたは何のスポーツが好きですか?野球、サッカー、卓球、体操、人によってそれぞれ違いますが、まず自分が好き好んで見たり、実践していたスポーツを仕事と同じようにイメージしてください。

それぞれにゴールがあります。サッカー、ラグビーでしたら文字通りゴールを目指します。野球でしたら、チームでは優勝、個人技で言えばホームラン。ボクシングでしたらノックアウト勝利といったところでしょう。

これらのスポーツのすべてのゴールが勝利であり、そのための作戦が戦略、そして戦略を実践するための準備がプロセスなのです。これを仕事に例えれば、ゴールは売上達成であり、戦略がマーケティング、プロセスが部門によっては営業であったり、商品開発であったりするわけです。

そして、顧客との契約が取れたり、商品が売れたりしてはじめて売り上げが上がり、それが自身への報酬として帰ってくるわけです。

結果につながる入念な準備=練習を楽しむ

仕事は嫌だけど、仕事が終わった後のバッティングセンターの打ちっぱなしが好き、という方は結構多いでしょう。あるいは気軽に自宅の庭、公園でのバッティングの素振り、サッカーのリフティング。ジョギングを日課とする人もいるし、ウォーキングでもいい。一人の時間を楽しむ時があるはずです。

実はそれらは、スポーツにおける練習のプロセスであり、ルーチンワークでもあるのです。スポーツのゴールにたどりつくには、そのルーチンワークを数多くこなさなくてはなりません。それと同じように、仕事においてもゴールにたどり着くためには、入念な準備が必要なのです。

例えば、プロレスラーが入門当初ヒンズースクワットを3000回、野球では1000本ノック、ボクシングではメディスンボールで腹筋500回、これらを毎日こなすのが選手として立つため土台といえます。同じように仕事においては、各職場でお仕事の基礎を入念に毎日こなすことが必要と考えるのです。

仕事を自分の好きなスポーツ、趣味に例えて、それのゴール決め、それに向けて用意周到に準備する。
つまり自分の仕事をスポーツとして捉えて、ゴールを楽しむための準備として取り組むのです。ただし、自分の得意なスポーツ、趣味ですので本気で楽しむのです。

スポーツや趣味として思い切り、コツコツと楽しんでいけば、日々の準備は習慣となってゆきます。毎日素振りをしなければ眠れないように、仕事の準備が楽しく、やりがいのあるもの変化してゆきます。

会社をスポーツチームと考えて準備をする

●自分が所属している会社の歴史や沿革を最初から読み直す
●新しい会社に入ったら、先輩や上司が驚くほどに会社の資料を読み倒す
●人に会う前は、相手のことを徹底的に調べ倒す
●社内、あるいはフロアの社員全員の名前をリストでノートに書く
●社訓をメモして家でも朝声に出して読む
●同僚をスポーツチームのメンバー、上司をコーチと考えて挨拶する

上記のような身体性をもたせたルーチンワークを続けると、次第に仕事の準備は習慣化し、周りがスポーツチームに変化してゆきます。

★体験記★動かないチームを動かすには、
まず自分から動かなくては何も変わらない。

筆者が便利屋を立ち上げる前には、10年ほど広告関連のサラリーマンをやっていました。当時はまだ「IT」という言葉自体も新しく、時の総理大臣は「IT」のことを「イット」と呼んでいました。それくらいまだ日本はローテクの時代だったのです。

上司はいわゆる団塊の世代で、役員たちはまだのほほんとしていましたが、すでに取引先の企業からはインターネットに関わる仕事の問い合わせが来ていました。が、上司たちは「そんなのはパソコン関連の会社がやればいい」といって受け付けませんでした。

まだ、50人社員がいる会社にパソコンがまだ2台しかない頃です。私は営業担当だったので、パソコンをデスクに座って操作しているだけで、「営業にもいかないでサボっている」と陰口をたたかれました。

私は、周りの環境の変化を考える、と、同時にこれからインターネットの時代が来ることを予想し、このままでは、会社も自分の将来も危ない、と思い、当時まだ非常に高価だったパソコンをボーナスをはたいて購入しました。

そしてインターネットについて研究し、自分なりの企画書をクライアントに提出すべく書きあげ、まずは上司に見せたのです。

まず社内プレゼンとなりましたので、数名の上司と同僚に企画書を見せました。実は、その内容は、まだ社内でも誰も想像だにしなかった会社自身のホームページの企画書でした。

中に手書きの絵を入れ、内容としては、社内の沿革、社是、社員全員の名前、支店、すべてを盛り込んだ内容でした。その企画書を私は、すべて棒読みしたのです。それも大きな声で。

それは自ずとインターネット時代における当時いた会社の未来図であり、社会とっての役割、そして経営戦略図の土台となったのです。

そのあと、周りの社員たちの目が輝き、変化が起きました。
営業員、プランナー、総務含め、社員全員がインターネットを調べはじめたのです。

社内に既存のテレビ・ラジオ・新聞以外のメディア担当部署が設けられました。私は、平社員でしたが、営業とその部署を兼任して担当しました。

それから一年後、はじめて会社にホームページ制作、という仕事の受注がありました。すでに外部スタッフとの折衝も済んでおり、順当にホームページは制作され、納品されました。

新しいものは、すでに古い。常に体質を改善せよ

世の中はバブルの頃のように黙っていても仕事が入りお金が回ってくる時代ではありません。しかし、会社にいれば仕事が回り、お金が入ってくる、という時代があり、その記憶をまだ持ったまま会社もあります。

その癖がまだ残っている企業もあることは確かです。そういう会社や上司に限って、昔は良かった、というような昔話が出てきます。いわゆるバブル残留組があなたの周りにいることが、あなたの仕事を停滞させている可能性が高いです。

その体質は、もしかしたら会社だけではなく、あなたの家庭や住んでいる環境にもあるかもしれません。世の中は常に変化し続けています。その変化に対応し、先回りした者が勝利します。それはビジネスでも投資でも変わりません。

そして、変化するには、変化するための体力、知力が必要です。その下地となるのが日々の準備です。生きること、働くこと、これをすべてスポーツと考えてみれば、目の前の景色が変わります。

さあ、仕事で、人生で、ホームランをかっ飛ばそうじゃないですか!

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